Food, place and memory
一皿から、
土地の記憶を読む。
料理は、気候や交易、宗教、移住、保存の知恵が重なってできています。 名前やレシピの先にある「なぜ、この土地で生まれたのか」をたどります。
食CLIMATE · TRADE · MEMORY
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パエリアをたどったら、バレンシアの水路に着いた
海鮮の印象が強いパエリアを、バレンシアの湿地を水田へ変えた灌漑、米の品種、浅く広い鍋から読み直す。家庭向けの3人分レシピ付き。バレンシア風では鶏肉、豆、トマトを用い、米を薄く広げて炊き上げる。
執筆日:

グヤーシュの鍋は、いつから赤くなったのだろう
牧畜民の鍋は、初めから赤かったわけではない。18世紀末の記録をたどると、パプリカ入りの肉料理、野外の煮炊き、国家の象徴化が別々の速度で重なり、現在のグヤーシュが形づくられた過程が見えてくる。
執筆日:

海から遠いポルトガルの食卓へ、塩鱈はどう届いたか
北大西洋で獲れる鱈が、なぜ遠く離れたポルトガルの日々の食卓へ根づいたのか。遠洋漁業の航海暦、塩蔵乾燥、カトリックの節制日、国家による漁業再編をたどる。
執筆日:

穴のある樽が、イワシの雫を調味料にした[コラトゥーラ]
アマルフィ海岸の港町チェターラでは、塩漬けのカタクチイワシを押し、樽底から落ちる液を集めてきた。捨ててもおかしくない副産物は、木樽の構造、沿岸漁業、祝祭日の食卓によって、一滴ずつ使う調味料になった。
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Editorial lenses
三つの視点で読み解く
土地と気候
穀物、香辛料、発酵、乾燥。土地の条件が味をどう形づくったかを読みます。
人の移動
交易、移住、国境の変化を通して、一皿に重なった文化をたどります。
暮らしの知恵
保存方法、祝いの日、日々の台所から、料理が受け継がれた理由を探ります。