Food, place and memory
一皿から、
土地の記憶を読む。
料理は、気候や交易、宗教、移住、保存の知恵が重なってできています。 名前やレシピの先にある「なぜ、この土地で生まれたのか」をたどります。
食CLIMATE · TRADE · MEMORY
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バクラヴァは、なぜあれほど薄い生地を重ねるのか
破れそうな生地を幾層も重ねるバクラヴァ。その手間は、巨大な宮廷厨房の分業、ラマダーンの儀礼、都市の菓子店へ続く職人教育によって受け継がれた。蜜の正体と生地の役割をたどり、家庭向けの再現法も考える。
執筆日:

「フムス」は料理名より先に豆の名だった話
ひよこ豆、タヒニ、レモン、にんにく。材料の短いフムスは、わずかな配合差に土地の輪郭を映す。中世の類似料理から近代の料理書、帰属をめぐる議論まで、一皿が国境からはみ出す過程をたどる。
執筆日:

鍋底の焦げを、いちばん先に取り分ける理由
米をいったんゆで、湯を切り、もう一度鍋で蒸す。イランの炊飯がつくるのは、ほどける米粒と、限られた鍋底から切り分けるタフディーグだ。焦がすことと、香ばしい層を設計することの境目をたどる。
執筆日:
Editorial lenses
三つの視点で読み解く
土地と気候
穀物、香辛料、発酵、乾燥。土地の条件が味をどう形づくったかを読みます。
人の移動
交易、移住、国境の変化を通して、一皿に重なった文化をたどります。
暮らしの知恵
保存方法、祝いの日、日々の台所から、料理が受け継がれた理由を探ります。